Perio歯周病治療の流れ

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歯を10年、20年と守っていくために
~当院の歯周病治療~

北区赤羽の「あきやまデンタルクリニック」は、患者様に「いつまでも健康な歯を維持していただくこと」を目指し、日々の診療に臨んでいます。そのために力を入れているのが、歯周病治療です。当院院長は特に歯周病治療に力を入れており、25年以上にわたる診療の中で、さまざまな症例と向き合い続けてまいりました。こちらでは、実際の歯周病治療の、流れについてご紹介します。

歯周病は悪くなった部分が直接目で見えず、なかなか自覚症状が出ないのが特徴です。また、治療期間が長く、治療のためには歯科衛生士とも連携した総合的な診療態勢が必要となるため、中程度以上の歯周病に対しては適切な処置ができない歯科医院が意外と多いのも大きな課題でしょう。

当院では、衛生士が1~2回程度、機械で浅い部分の歯石を取って終わりというような簡単なクリーニングのみではなく、検査の結果と進行の程度を患者様にしっかりご説明したうえで、専門的な歯周病治療と、メインテナンスを行います。

歯周病治療の流れ

歯周病治療の流れ

歯周病は、歯の磨き残し(歯垢・プラーク)が歯石となって進行する病気。そのため、ブラッシングなどの改善によるセルフケアと、徹底的な歯石の除去、また噛み合わせの調整や安定化などが治療の中心となります。なお歯周病治療はほとんどが保険診療で行えます。

 
【1】精密検査
歯周病治療の注意点
まず、それぞれの歯について6ヶ所ずつ、歯周ポケットの深さと、グラグラの程度を正確に測定します。また、レントゲンで歯を支える骨の吸収の程度をチェックし、現在の歯周病の状態をくわしく検査します。
【2】衛生士によるブラッシング指導
【1】衛生士によるブラッシング指導
歯科衛生士による磨き残しのチェックとブラッシング指導、浅い部分の歯垢(プラーク)や歯石の除去を3~4回程度行い、口腔内の環境を改善していきます。治療の中ではここが最も大事なステップで、患者様で自身の適切な口腔ケアがなければ歯周病治療は成功しません。
【3】歯周ポケット内の歯石の除去
【2】歯周ポケット内の歯石の除去
ドクターが、歯周ポケットの深い部分にこびりついた歯石を、麻酔をして手用の器具で1本ずつ丁寧に除去していきます。歯周病の程度によって、最大6回程度かかります。
【4】再評価
【3】再評価
歯周病の治りには個人差があるため、治癒を待って、どれだけ治ったかの再評価検査を行います。
【5】外科処置
【4】外科処置
再評価で治りが悪い場合は、見えないところに歯石の取り残しがある場合があります。その場合は、麻酔をして歯ぐきを開き、深い部分に残った歯石を直接見えるようにして除去する、歯周外科処置が必要となることがあります。また、ご希望の場合は再生療法(保険外診療)を行うこともあります。
【6】メインテナンス
【5】メインテナンス
歯周ポケットの深さがある程度改善されて出血などの症状が落ち着けば、再発予防のためのメインテナンスの段階に入ります。また歯ぎしり、くいしばりの強い方には歯や顎の骨を守るためのマウスピースを作成します。歯周病は非常に再発しやすい病気です。再発を防ぐために、年に2~3回の定期的な歯ぐきの状態チェック・歯のクリーニングを継続しましょう。

歯周病治療の注意点

歯周病治療の注意点

歯周病治療を受けると、歯ぐきが下がって、一時的にしみやすくなることがあります。これは、炎症が治まって歯ぐきが健康になって引き締まったことによるものです。通常はしばらくすれば治まりますが、しみる症状が強ければ、知覚過敏の薬を塗ったり、神経の治療をして対処します。

治療後のケアも当院がサポートします

治療後のケアも当院がサポートします

歯周病治療は「元の健康な歯ぐきに戻す」というよりも、「その時点で進行を食い止めるか、進行のスピードをゆっくりにする」という意味合いが強いです。そのため、治療を終えたからと言って、歯周病になる前の歯の状態に戻るわけではありません。健常な歯と比較すると、噛み合わせを支える力などが弱くなっていることが多いのです。

また、歯周病は非常に再発しやすい病気のため、治療終了後に、通院をやめてしまって、数年後に歯周病が再発して、最終的には歯が抜けてしまう……といったケースもあります。

歯周病治療の予後には個人差がありますが、適切な治療とメインテナンスを受けて、ちゃんと自己管理もできれば、8~9割程度の方は、進行しにくい状態を長期間保つことができます。大切なことは、まずは治療を受け、治療後は口腔内環境を良い状態に保てるよう、定期的なメインテナンスを継続することです。再発を防いで歯を守るためには、治療後のケアが肝心です。日々のブラッシング・フロス・歯間ブラシ等による自己管理と、歯科医院での定期的なメインテナンスを継続しましょう。

また歯周病で歯を失った場合は、他の歯の噛み合わせの負担が増えるため、インプラント等を入れて噛み合わせを安定させた方が、残った歯の喪失リスクを軽減できます。歯ぎしりがある方は歯周病で弱った歯に強い力が加わり、歯周病が再発するリスクが高くなります。この場合は、マウスピース(ナイトガード)で歯を保護する必要があります。このように、治療後も歯を守っていくために必要なケアは、患者様によってさまざま。歯周病治療の後も、歯を守るためのケアをお手伝いします。

インプラントについて ナイトガードについて